WordPress3.2xでマルチサイト機能を導入する方法WordPress3.0から導入されたマルチサイト機能はWordPressで複数のサイトを構築する際に便利な機能です。一つのWordPressで二つ以上のサイトを構築する事が可能で、テーマやプラグイン等も複数サイト間で共有することができます。複数サイト分のプラグインやテーマの更新、インストール作業などが一度で済む事から、WordPressで複数サイトを運営する方にとっては便利な機能であると言えます。そんなマルチサイト機能を使うためには、ちょっとした作業が必要です。ここでは、WordPressインストールからマルチサイト機能を導入する方法までを整理していきます。

マルチサイト機能を導入する方法

  1. WordPressの最新版プログラムファイルを入手
  2. 設定ファイルを編集する
  3. ファイルをサーバーにアップロード
  4. WordPressをインストール
  5. 設定ファイルを書き換える
  6. WordPressにログインして管理画面で設定
  7. サーバーに新しいディレクトリを作成し、再び設定ファイルを書き換える
  8. 「.htaccess」ファイルの作成
  9. WordPressに再ログインし、ネットワークが有効になっているか確認

1. WordPressの最新版プログラムファイルを入手

まずは、WordPressのインストールファイルを入手します。WordPressの日本語サイトから最新版のプログラムファイルを入手して下さい。WordPress.org

2. 設定ファイルを編集する

WordPressのインストール前に設定ファイルの編集が必要です。「wp-config-sample.php」ファイルをテキストエディターで開きます。

まず、22行目辺りからのMySQL設定を変更します。
‘database_name_here’の上にデータベース名を、
‘username_here’の上にデータベースのユーザー名を、
‘password_here’の上にデータベースのパスワードを、
‘localhost’の上にMySQLのホスト名を置換します。

編集したら、次は45行目前後に記載されているURLにWebブラウザーでアクセスして下さい。 するとランダムなキーが表示されますので、それを上記の50行目辺りからの対応する部分に置換します。 そこまで終わったら、ファイル名を「wp-config.php」に変更して保存します。 また、この時に必ず文字コードを「UTF-8」で保存して下さい。

3. ファイルをサーバーにアップロード

サーバー上にファイルをアップロードします。例えば、サーバー上のルートディレクトリに「WordPress」フォルダー内のファイルをアップロードすれば、ドメインのトップにWordPressのサイトが表示される事になります。

4. WordPressをインストール

さて、いよいよインストールです。WordPressを設置したルートのアドレスのphpファイルにWebブラウザーでアクセスします。アクセスするアドレスは、http://ドメイン名/wp-admin/install.phpです。正しくファイルのアップロードが完了していれば、下記の画面が表示されます。

ここで「サイトのタイトル」「ユーザー名」「パスワード」「メールアドレス」を入力します。入力が終わったら、最後に「WordPressをインストール」ボタンをクリックするとインストールが始まります。その後、下記の画面が出ればインストールは完了です。

次の作業から、マルチサイト機能を導入する為のネットワークのインストール作業に入ります。

5. 設定ファイルを書き換える

先ほどサーバーにアップロードした「wp-config.php」を開きます。すると、下記のように86行目辺りに「編集が必要なのはここまでです!」とあります。

このすぐ上に、「difine (‘WP_ALLOW_MULTISITE’, true);」と入力して下さい。

difine ('WP_ALLOW_MULTISITE', true);

/*編集が必要なのはここまでです!WordPressでブログをお楽しみ下さい。*/

記入したら、必ず文字コード「UTF-8」で上書き保存し、FTPソフトでサーバーに再びアップロードします。

6. WordPressにログインして管理画面で設定

それでは、WordPressにログインし、管理画面を開いて下さい。

すると、上記のように「ツール」→「ネットワークの設定」とありますので、こちらを開いて下さい。すると、下記の画面が現れます。

「ネットワークのタイトル」「管理者のメールアドレス」を記入して、「インストール」をクリックします

7. サーバーに新しいディレクトリを作成し、再び設定ファイルを書き換える

さて、すると下記の画面が現れると思います。

ここで、まずサーバー上の「wp-content」ディレクトリ内に「blogs.dir」というディレクトリを作成します。作成したら、上記の画面の2のコードをコピーし、再びサーバー上の「wp-config.php」を開きます。そして、先ほどコードを書き換えた「difine (‘WP_ALLOW_MULTISITE’, true);」の行を下記のように書き換えます。「****」の部分はサイトの設定情報によって変わります。

define( 'MULTISITE', true );
define( 'SUBDOMAIN_INSTALL', false );
$base = '/************/';
define( 'DOMAIN_CURRENT_SITE', '***********' );
define( 'PATH_CURRENT_SITE', '/************/' );
define( 'SITE_ID_CURRENT_SITE', 1 );
define( 'BLOG_ID_CURRENT_SITE', 1 );

/*編集が必要なのはここまでです!WordPressでブログをお楽しみ下さい。*/

書き換えたら、再びFTPソフトでサーバー上にファイルを上書きアップロードして下さい。

8.「.htaccess」ファイルの作成

最後に「.htaccess」ファイルを作成します。とりあえず、テキストエディターで「.htaccess.txt」ファイルを作成し、先ほどの「WordPressサイトのネットワークを作成」の画面で表示された3のコードをコピーし、このファイルの中に書き込み保存します。これをサーバーのWordPressをインストールしたディレクトリーにアップロードし、ファイル名を「.htaccess」に変更します。

9. WordPressに再ログインし、ネットワークが有効になっているか確認

上記の作業が終わったら、WordPressに再ログインします。ログインしたら、管理画面の右上の「こんにちは、**さん」のタブを開き、下記のように「サイトネットワーク管理者」という画面が出ていればネットワークのインストールと有効化は成功です。